コーチには敬意を持って接したい
テニススクールに通ってもなかなか思うように上達しない。
自分は頑張っているのだから「スクールが悪い、コーチの指導が悪いから上達しないのだ」と思う方も居ます。
でもそれは「自分は運動が苦手だから上達しないのは仕方ない」と考える事も含めて、
上達出来ない事を教える側のせいにしたり、運動が苦手だから仕方ないと思うのも「出来ると思っている事が出来ない不満を “自分以外” に求めて自分を納得させたい」だけ
なのかもしれません。
コーチとの接し方も人間関係
テニススクールに通うのも人間関係ですから色々な事が起こります。
※スクールに通う女性メンバーに手を出そうとする男性コーチも居ます。いまどき「即、クビ」なケースですから不快ならスクールに報告してくださいね。勤務先を変えるたびに同じような事をやってたりします。
テニススクールに通う方々は性別も年齢もバラバラ (10代から70歳位までとか) ですし、コーチも男女の違い、年齢も学生コーチから50代位まで居られます。
よくあるのが
「自分より年下のコーチに対して対等、或いは上から目線で接する」
といった事です。
学生コーチだと若いし「(他コーチに比べ) テニスが下手」といった事で表立って、或いは裏でバカにされていたりしますし、仲が良いという点も含めてタメ口で接する方も少なくありません。
客商売ですからルックスの良い男性、女性コーチはそれだけで人気になります。(若い女性コーチのクラスで参加者十数名、全員男性でおじさんばかり、男性コーチのクラスをオバ様方が占拠して新入りはハブって排除なんて事もあります。バレンタインやらレッスン後のお話相手などこれ系のコーチも大変です)
接し方がうまくないコーチは自虐で関係を維持しようとしたりします。それで余計にバカにされたりします。
自分が教わる相手に「敬意を持てない」という事
自分が望んで入ったクラス、たまたまに入ったクラスを問わず、テニススクールという場で「テニスを教わる」相手がコーチです。
「自分で自分のテニスを上達させる」事を目指すといっても “コーチの存在” は活用すべきだと思います。
「打ち合う相手だけしてくれれば良い」といった意識では上達にも影響が出るでしょう。
(追って書きますが「テニスは相手ありきのスポーツである」という点にも繋がります)
学校時代、苦手な科目の先生って「嫌い」だったりしませんでしたか?
逆に、好きな先生の授業は「分からなくても頑張ろう」と思えたりしなかったでしょうか?
望むと望まざるとを問わず、
「テニスを教わっている相手であるコーチに敬意を払わない」というのは自分がテニススクールに通う意味、テニスを続けている意味自体を否定するような事
のように私は感じます。(「何のためにそこにいるの?」という事)
年下だから、若いからと軽い態度で接する、周りのコーチに比べて下手だとバカにする、人付き合いが下手そうだから上から目線で物を言う (「仕方がないから参加してやるよ」とか)
そういった姿勢だと、
コーチとの練習、レッスンでのふとした事、コーチの言葉、見ていれば気づけた・感じられた事など、せっかく得られた情報を見逃す、気づけない
可能性が出てきます。
言っている事は同じでも「自分より下だ」と思っている相手の言葉など深く受け取りはしません。ただただ勿体ないですし、それで「上達しないのはコーチのせい」と言ってしまうのはどうでしょう。
だから、相手の年齢性別、経験や技術問わず、
「コーチに対しては敬意を持って接する」
事をテニスへの取り組みの中での基本にしたいです。
コーチと仲良くなる、良い雰囲気でレッスンに参加するのは大事な事だと思います。
タメ口で接するのがダメといった事でもありません。
逆に距離のある接し方を続けるのもコーチも精神的にシンドい、余計に気を遣うと思います。
これも人間関係ですからね。
例えば、
全員でやるボール拾いも一生懸命やる (早く終わればその分練習できる)。
レッスン内容の説明もきちんと聞く。
内容に分からない点があったら周りに伝わるようにその場で確認する。
他の人の足元に転がったボールを見ていて避けてあげる。
道具の片づけを手伝う。
レッスンが終わった後に時間をもらって質問する等。
上達は遅かろうとこういった“熱心さ” が見える方にはコーチも「教え甲斐がある」と感じるでしょう。
更に「レッスンで教わった内容、コーチが “伝えたかった” 事をきちんと出来るようになり、想定していた上を行く上達を見せる」ようなら、率直にコーチ達は嬉しいでしょうし、仕事にやりがいを感じられるのではないでしょうか。
一層、気がします。
ただ、毎回会う人だからというだけでなく、日頃からコーチとの関係性、そこから生まれる上達への筋道まで考えていきたいです。
(これも「今まで上達してこなかった」理由の一つかもしれない。単なる損得ではなく、勿体ない、機会を有効に使いたいから)
※前述しましたが、不適切に接してくるコーチも居ますし、「仕事だと割り切っていて教わる側の上達に興味が薄い」コーチも一定数居ると感じます。(常に何十人も担当し、「何年も教えているのに一向に出来るようにならない」繰り返えしなら “割り切り” も持ちますよね)その辺も含めて接し方や関係性を考えたいです。自分から良い姿勢を見せて興味を持ってもらう。逆の場合はきちんと対処しましょう。